食料品製造および品質管理(QC) / 品質保証(QA)

食品製造業界における卓上型NMRを用いた製造プロセスおよび品質管理

食品メーカーは、安定した製品を提供することで競合他社と差別化を図っており、そのために品質管理測定を行うことが一つの手段となっています。また、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、オメガ3脂肪酸の量は、その製品がどれだけ健康的であるかという顧客の認識と関係があります。異なる温度における固体脂含量（SFC）をまとめた融解プロファイルは、特定の油脂やブレンドして使用される製品の大きな参考・指標になります。さらに、固形脂肪含量と水滴の大きさは、バター、マーガリン、その他の食品エマルションの物理的、感覚的、微生物学的特性にとって重要なパラメータとなります。これらの測定はすべて、オックスフォード・インストゥルメンツの卓上型NMR装置により、迅速かつ容易に行うことができます。

食品中の脂肪および油脂の測定

トリグリセリドの
脂肪酸組成の測定

スナック菓子中の脂質量の測定

食用油中の固体脂含有量 (SFC) の測定

チョコレート中の総脂質量の測定

卓上型NMRによるエマルジョン中の液滴サイズ分布測定

脂肪・油脂の測定について解説

LABinsights: ビューローベリタス社におけるNMR分析　‐使い勝手の良さ、速さ、正確を兼ね備えている（英語）

食品製造分野で活躍する
NMR分析

関連製品

MQC +卓上型NMRアナライザーは、さまざまな試料中の油、水、フッ素、固形脂肪を測定することができ、一般的には、品質保証と品質管理に使用されています。MQC +を使用すると数秒から数分で分析できるため、大量の試料を迅速かつ効率的に処理することができます。NMR信号は表面だけでなく試料のすべての部分から生成されるため、たとえ試料が不透明であっても、より正確な測定が保証されます。NMR測定は決して試料にダメージを与えることがありませんので、試料を再測定のために保存しておくことや、他の方法で分析することが可能となります。