MQC+を利用した固体脂含量（SFC）の測定

製パン、製菓およびマーガリン業界において、油脂はそれらの業界で生産される加工食品に含まれる重要な成分であるため、これらの業界におけるSFCの測定は極めて重要になります。油脂は、製品中の栄養分であるとともに、味覚や触感など、消費者にアピールする重要な役割をもつ複雑な成分です。そして、食用油脂の溶融挙動を理解する上で、NMRによるSFCの測定は業界標準のアプローチとなっています。そこで、油脂の融解プロファイルが安定した製品を製造するために慎重に管理しなければならないパラメータの一つであるからこそ、この測定が非常に重要となります。

当社のMQC+卓上型NMRアナライザーにより、AOCS Cd 16b-93、ISO 8292-1、IUPAC 2.150を含む国際的な標準規格に準拠して、迅速で安定かつ正確な固体脂含量を測定することができます。

また、食品産業全体における卓上型NMRを用いた油脂測定については、こちらをご覧ください。