オックスフォード・インストゥルメンツー事業部ページ
拡張

X-Pulse 90

90 MHz の広帯域 NMR を卓上型で実現した革新的な核磁気共鳴(NMR)分光計

幅広い用途で柔軟な化学分析に最適で、性能を損なうことなく多くの核種を分析できます

お問い合わせ カタログをダウンロード

X-Pulse 90 は、X-Pulse シリーズのモジュール性、汎用性、 拡張性を引き継ぎ、ユーザーのニーズに応じて柔軟にカスタマイズできる NMR 分光計です。

たとえば、リアルタイム反応モニタリング用のフローセルを追加したり、可変温度機能を搭載したりできます。

さらに、ユーザー自身で交換可能な独自のプローブにより、要件に応じて簡単にセットアップを変更可能です。(例:最高の Signal to Noise Ratio (SNR)と複数核種検出のバランスなど)。また、クリーニング時のアクセス性も向上しており、メンテナンスが容易です。

X-Pulse の独自機能でワークフローを強化:

  • 広帯域機能により、卓上型 NMR 分光計で感度を維持しながら、最も多くの核種を測定できます
  • 0~60°C の広範な温度範囲オプションにより、

    反応動力学の詳細な解析や電解質特性の評価が可能です

  • 拡正確な拡散勾配の向きにより、フロー実験でも信頼性の高い測定結果を得られます

  • ユーザー自身で交換可能なプローブにより、汎用性と感度の両立を実現します
  • ユーザー自身で取り外しが可能なプローブにより、破損や漏洩時のマシンダウンタイムを最小限に抑えます

下記の数字をクリックすると詳細をご覧いただけます

1
2
3
4
5
6

X-Pulse 90 は、世界で唯一の 90 MHz 広帯域を誇る卓上型 NMR システムです。この一台で、多種多様な核種の測定に対応します。

  • 分解能:0.35 Hz 未満(50%) / 15 Hz 未満(0.55%)
  • 感度:1 % エチルベンゼンに対して240:1
  • X-Channel: 完全チューニング可能 ​²⁹Si – ³¹P(38種類の核種に対応)
  • パルス磁場勾配を標準装備(>0.5 T/m)
  • 冷媒が不要
  • すべてのユーザーレベルに対応
  • 標準 5mm 外径 NMR チューブ


アクセサリー

  • 温度調整オプション(0°C ~ 60°C)​
  • フロー NMR オプション
  • X-Auto:25 ポジション自動サンプリング装置

広帯域分光法
Broadband モデル

X-Pulse 90 Dual-X ベンチトップ NMR システムは、一台で最大4つのNMR 活性核種を分析できます。

  • ​分解能:0.35 Hz 未満(50%) / 15 Hz未満(0.55%)
  • 感度:1 % エチルベンゼンに対して 240:1
  • X-Channel:¹³C、³¹P、⁷Li、²⁹Si、¹¹B、²³Na などから2つの核を選択可能
  • パルス磁場勾配を標準装備(>0.5 T/m)
  • 冷媒が不要​
  • すべてのユーザーレベルに対応
  • 標準 5 mm 外径 NMR チューブ


アクセサリー:

  • 可変温度オプション(0°C ~ 60°C)​
  • フロー NMR オプション
  • X-Pulse Broadband モデルにアップグレード可能
  • X-Auto:25 ポジション自動サンプリング装置
Dual-X モデル

X-Pulse 90 HF は、卓越した感度を備えた単一チャンネルのベンチトップ型 NMR 装置です。

  • ​分解能:0.35 Hz 未満(50%)/ 15 Hz 未満(0.55%)​
  • 感度:1 % エチルベンゼンに対して320:1​
  • パルス磁場勾配を標準装備(>0.5 T/m)
  • 冷媒が不要
  • すべてのユーザーレベルに対応
  • 標準 5mm 外径 NMR チューブ​


アクセサリー:

  • 可変温度オプション(0°C – 60°C)​
  • フロー NMR オプション
  • X-Auto:25 ポジション自動サンプリング装置
  • ​X-Pulse Broadband モデルまたは X-Pulse Dual-X モデルにアップグレード可能
HF

アイコンをクリックして詳細をご確認ください:

核
解像度
フローセル
可変温度
お問い合わせ

卓上型 NMR は、液体化学試料の構造や量に関する情報を得るための分析手法です。試料の前処理がほとんど不要で、非侵襲的かつ非破壊的に測定できるため、既存の分析手法と組み合わせるのに適しています。

X-Pulse 広帯域モデルは、研究室への持ち込みも簡単です。フローセルと組み合わせることで、試料中の複数の核種をリアルタイムで測定できます。さらに、分析時間を短縮するために、25 ポジションのオートサンプラーを搭載可能です。これにより、装置につきっきりになる必要がなくなり、「ハンズフリー」での分析が可能になるため、装置を最大限に活用できます。

X-Pulse 90 のブロードバンドチャンネルは、²⁹Si から ³¹P まで自由に調整可能です。これにより、X-Pulse は卓上型 NMR 分光計として非常に多機能になり、研究目的に最適な核種を選択できます。

例えば、バッテリー研究には ¹H、¹³C、⁷Li 、ポリマーには ²⁹Si を、触媒や無機合成には ⁵⁵Mn、⁵⁹Co、¹⁹⁵Pt といった特殊な核種を用いることができます。

詳細はこちら
核

X-Pulse 90 は、90 MHz(2.1 T)の磁場強度により、複雑なピークの重なりを分離し、サンプル中の目的化合物を正確に特定できます。磁場強度の向上により、低磁場では区別が難しかったピークが分離され、識別が容易になりました。

また、X-Pulse 90 の感度が向上したことで、質量が限られたサンプルや医薬品有効成分(API)などの低濃度分子も高感度で正確に測定できます。感度の向上とピーク分離を組み合わせることで、大きな分子の 2 次元測定を大幅に高速化することが可能です。

当社のデータ取得ソフトウェア「SpinFlow」は、NMRの専門家から初心者まで、あらゆるレベルのユーザーにとって使いやすい設計です。

- ワンクリックで1次元および2次元のNMRデータを取得し、あらかじめ設定された実験を実行できます

- 独自のパラメーターを設定し、実験を保存できます

- 一貫したデータ取得のために、実験のキューを作成・保存できます

- Python®ベースの言語で、独自のパルスシーケンスを作成・実行でき、装置全体を完全に制御できます

詳細はこちら

関連アプリケーション

こちらもご覧ください

SNSはこちら

LinkedIn ページ
Facebook ページ
ツイッターページ