QC/QA アナライザー
ロックコアアナライザー
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世界中の何千人ものユーザーが、当社の迅速で正確な卓上型核磁気共鳴 (NMR) 分析装置、MQC や MQC+ シリーズによる測定を行っています。そして、リモートや自動化が要求される現在、MQC+ シリーズに対応のオートサンプラーの需要が増々高まっています。MQC+ の作業時間を拡張するロボットシステム MQ-Auto により、ラボの生産性と効率がさらに向上することは間違いありません。
MQ-Auto は、サンプル数が多く高い処理能力を必要としているラボや、測定時間が比較的長い高性能アプリケーションには特に有効です。分析サンプルが大量に積み上がり、猫の手も借りたいという方もいらっしゃるでしょう。MQ-Auto に測定を任せている間、技術者は他の業務に専念することができます。耐久性が要求される運用を想定した設計とパーツ選びにより、いざという場合もダウンタイムを短くできます。
研究室のスタッフを拘束しません
直感的なソフトウェアで、
最小限のトレーニングで測定が始められます
充実した安全機能を搭載しています
ユーザーの介入はほぼ必要ありません
最小限のユーザー入力で済むため、ラボのスタッフはより集中が必要な作業に専念できます。
最大125 サンプル、96 または 72 を測定し、プローブのサイズに応じてコンディショニングを行います。
異なるキャリブレーション(およびアプリケーション)を測定リストに読み込むことができます。
計量式と非計量式、天秤の有無に関わらず対応。
MQC+ と MQ-Auto の両方は、オックスフォード・インストゥルメンツのトレーニングを受けたエンジニアによってサポートされています。
オペレーターの安全を確保するための 2 段階のセキュリティ保護。
用途に応じてラックやブロックヒーターを選択可能。
測定中にロボットを一時停止したり、ドアを開けてサンプルを追加したり、ラックを取り外してローディングしたりすることができます。
MQ-Auto システムは、高性能のロボットアームと、用途に応じた様々なサンプルラックやコンディショニングステーションを備えています(下表参照)。また、サンプルの重量測定が必要なアプリケーションには天秤を組み込むことができ、オプションでサンプル識別用のバーコードリーダーも用意されています。
サンプルラック | 18mm (8ml) サンプルチューブ | 26mm (14ml) サンプルチューブ |
室温用ラック(最大4) | 最大50/ラック* | 最大32/ラック* |
加熱ブロック(最大4) | 最大24/ブロック* | 最大18/ブロック* |
*調整用サンプルと初期化ルーチンのために3つのポジションを確保する必要があります。
MQ-Auto では、電気的・機械的な設備を設置する際には、作業者の安全性が最優先されるため、包括的な安全機能が組み込まれています。MQ-Auto のロボットアームは、人間の手足などの障害物があると自動的に停止する「協働ロボット」と呼ばれるものです。さらに、オートサンプラー全体が透明な筐体に収められており、ドアが開かれるとロボットアームが停止するように連動しています。このように、2 つのレベルでセキュリティを確保することで、安心してシステムを運用することができます。
MQ-Auto は、MQC+ アナライザーの Windows 10 内蔵コンピュータまたは外部 PC で動作するソフトウェアによって制御されます。このソフトウェアでは、異なる検量線に対するサンプルの測定や、サンプルを追加するために測定の途中で操作を一時停止することができます。オプションのバーコードをサンプルチューブに取り付けることにより、サンプルを識別したり、計量が必要な測定のためのチューブ重量を保存することができます。