石油は、その産出場所によってその性質が大きく異なります。原油の重要な特徴の一つは、そのワックスの含有量です。
ワックスの含有量が高いと、流動性に大きな影響を与え、パイプラインや機器の閉塞を引き起こしやすくなります。ワックス含有量を定期的に測定することで、問題のある石油を特定し、処理中に適切な変更を行うことができます。
当社の卓上型核磁気共鳴(NMR)アナライザー MQC+ により、石油製品中のワックスを測定する迅速でシンプルかつ正確な方法が実現します。
MQC +卓上型NMRアナライザーは、さまざまな試料中の油、水、フッ素、固形脂肪を測定することができ、一般的には、品質保証と品質管理に使用されています。MQC +を使用すると数秒から数分で分析できるため、大量の試料を迅速かつ効率的に処理することができます。NMR信号は表面だけでなく試料のすべての部分から生成されるため、たとえ試料が不透明であっても、より正確な測定が保証されます。NMR測定は決して試料にダメージを与えることがありませんので、試料を再測定のために保存しておくことや、他の方法で分析することが可能となります。