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アプリケーションノート

拡散係数の温度依存性

パルス磁場勾配NMR法による拡散係数の温度依存性

卓上型NMRは、多くの研究室や化学工業の実験室に便利で迅速な試料分析をもたらしましたが、初期のアプリケー ションは基本的な1D ¹H NMRスペクトルに焦点が当てられていました。最新の卓上型NMR分光計には多くの機能が追加されており、例えば、自己拡散係数を測定することで、以下の3つを含む試料の物理的な情報を取得することが可能です。

  • 分子サイズ
  • 粘度
  • イオンの伝導度と輸率(リチウムイオン電池の電解質など)

パルス磁場勾配(PFG)装置を搭載した卓上型NMR分光計では、パルス磁場勾配スピンエコー(PFGSE)実験などの技術を用い、磁場の勾配強度に応じたNMR信号の変化を測定することで、試料成分の拡散係数を決定することが可能です。また、温度可変機能を追加することで、想定される様々な作業条件での試料の熱挙動を調査することも可能です。広帯域卓上型NMR X-Pulse は、物理的・化学的特性を理解する上で重要となる試料中の複数の成分の挙動を、装置1台で分析することができます。

 

アプリケーションノート:パルス磁場勾配NMR法による拡散係数の温度依存性

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