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NMRを用いた基礎石油物理学的測定

基本的な石油物理パラメータ(空隙率、BVI、FFI、CBW、T2 カットオフ)は、すべての GeoSpec にインストールされた LithoMetrix ソフトウェアが、2 つの測定から自動的に算出します – 1つ目は洗浄した状態と飽和した状態のコアプラグでの測定、2つ目は既約の水飽和まで遠心分離した後の同じプラグでの測定です。LithoMetrix ソフトウェアは、毎回、細孔サイズ分布を作成し、この 2 つの細孔サイズ分布から基本パラメータを自動的に計算します。飽和細孔サイズ分布のグラフの積分面積は総気孔率の指標となり、GeoSpec に付属する気孔率標準サンプルの測定値と比較することで定量化されます。遠心分離後の細孔サイズ分布グラフの積分面積は既約結合堆積(BVI:Bound Volume irreducible)、それらの差は自由流体指数(FFI:Free Fluid Index)となります。粘土結合水(CBW:Clay Bound Water)は、T2の値でプリセットした細孔サイズ分布グラフの面積で表され、T2カットオフ(NMR検層のキャリブレーションに使用)は、飽和細孔サイズ分布の累積値が既約分布の最終的な値と等しくなるT2点になります。

これらのパラメータはすべてLithoMetrixソフトウェアによって自動的に計算され、さらに生データと最終結果も内部データベースに保存され、後で参照することができます。また、あらかじめフォーマットされたレポートを作成し、印刷することも可能です。

さらに、Coates モデルまたは Schlumberger モデルのいずれかを使用して、緩和データから浸透率を推定することができます。

アプリケーションノート:一般的なNMR測定時におけるサンプルの温度上昇を防ぐ

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