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NMRを用いた細孔サイズ分布の測定

NMRは、空隙率や細孔サイズ分布を簡単かつ迅速に測定することができます。原理的に、試料を磁場中に置き、高周波(RF)エネルギーのパルスで励起すると、液体(油またはブライン)からNMR信号が発生します。そして、パルス直後から現れるNMR信号は、その後、T2と呼ばれる特徴的な緩和時間(減衰率)をもって減衰します。測定されるパルス直後の信号の振幅は、存在する流体の総量を示し、信号のT2は流体の物理的環境(流体が存在する細孔のサイズなど)に関わる貴重な情報を示します。

その後、NMRデータを反転して、合成されたNMR信号を構成要素に分離する処理を行います。長いT2は大きな細孔、また短いT2は小さな細孔に由来するため、このT2の分布はコア内の細孔サイズ分布のモデルとなります。

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